MAIMI'S BRAIN Vo,2
MAIMI'S BRAIN Vo,2
紹介するのは、私のバイブルでもある
岡本太郎の
「自分の中に毒を持て」という本だ。
渋谷TSUTAYAさんでPOPUPをさせていただいたときにも
私のバイブルとして紹介させて頂いた本。
この本との出会いは確か、9年前ほどくらいに遡る。
岡本太郎という人についてもそこまで知らなかったとき。
このタイトルに惹かれてたまたま買ったのがきっかけで岡本太郎という存在を知る。
出会いというのは不思議なもので、この本を読んでから岡本太郎の考え方が好きで今まで会いたい人とかいなかったけど
唯一、会いたいと思った人だった。今は、亡くなってしまったのでその願いは叶わないけど。
この本を読んだ衝撃はすごかった。
ビシビシと伝わるパワーが突き刺さって、余韻がすごかった。
弱い自分を打倒するような力強い言葉と私を後押ししてくれるような。
「味方が、いた」
と、孤独だった私の背中を大丈夫だよ、と、押してくれたような。
そんな気がした本だった。
岡本太郎の言葉で「芸術は爆発だ」という言葉が有名だが
「下手くそだっていい」「人生 即 芸術」
と、岡本太郎のこの本を開けば、ページをめくるごとに言葉が突き刺さる。
言葉が突き刺さる本なんて、そうそう無いと思ってる。
私は、この本を読んだ時の感動を伝えたくて、この本をクリスマスに4人ほどにプレゼントしたことがあったが
その後感想を聞いたら
誰もまだ読んでなくて、怖くてそのまま置きっ放しにしている。
と、言われた。笑
すごいショックだったけど(笑
怖いというのはなぜ何だろう。と、私は考えた。
そう、自分に正直に生きている人ほど
力強く偽りの無いその眼でこっちを見ているから。
だから、岡本太郎の眼は本の静止していてもそこにいるかのように
こちらをじっと見ているのだった。
私には、
「どうだ?力いっぱい、今、精一杯、一日を生きてるか?」
と、問われているようで
何だか調子が出ない時にはパラパラっとページをめくり、
手が止まったところを繰り返し読んでいる。
私は、この本をきっかけに岡本太郎の色々な本を読み、大阪にある太陽の塔にいつか行ってみたいと思うようになった。
7年前に大阪にPOPUPをしに行った時に、太陽の塔へ行ける事になり、車で向かった。なんと、その日は休館日で結局中に入る事はできず、少し飛び出たあの太陽の塔を遠くから見ることができただけだった。
私は、
(まだ、岡本太郎は自分に逢ってくれない)
そう思って東京に帰った事を思い出す。
それから7年後、去年の夏
大阪にPOPUPに行った時に太陽の塔に行く再チャレンジをした。
ようやく受け入れてもらえたのか、ついに私は太陽の塔と対面することができた。
目の前に行って、胸が震えた。
「どうだ?」
とまた問われている気がして中に入っても興奮が止まらなくて
てっぺんにたどり着いた時には泣いてた。
「さぁ、全力でかかってこい!受け止めたなら、それを全力で返してこい!」
そんな風に言われる気がして
ドキドキしながら家に帰った。
話は逸れたが、
きっと何かを始めたり今までの自分を破り捨てる
新しい自分への扉を開けられる本。だと思う。
本を、読んだだけじゃダメなんだ。
すぐに行動しなきゃ。
私の1番の本を紹介しました。